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高齢者の転倒防止に!階段滑り止めの選び方とおすすめ対策まとめ

高齢者が家庭内で事故に遭う原因の中でも、特に多いのが「階段での転倒」です。

足腰が弱ってくると、階段の昇り降りは想像以上に危険な行動になります。

「ちょっと踏み外しただけ」「靴下で滑った」など、ほんのわずかな油断が大きなケガにつながることも。

そんな事故を未然に防ぐために欠かせないのが、階段の滑り止め対策です。

この記事では、高齢者が安心して階段を使えるようにするための滑り止め対策やおすすめ商品、設置時の注意点などを詳しくご紹介します。


なぜ高齢者は階段で滑りやすくなるのか?階段滑り止め対策

筋力・バランス能力の低下

加齢とともに太ももやふくらはぎなど下半身の筋力が低下し、階段での踏ん張りが利かなくなっていきます。特に下り階段では、足にかかる負荷が大きくなりやすく、ふらついたり膝がカクッとなったりすることで滑りやすくなります。

視力や認識力の衰え

段差の高さや奥行きが見えづらくなり、「段を踏み外す」「踏み込む場所を間違える」などのリスクが増加します。滑り止めがあることで、段の存在を視覚的にもはっきり認識できるようになります。

靴下やスリッパによる滑り

フローリング階段と靴下・スリッパの組み合わせは非常に滑りやすく、高齢者にとっては危険な環境になりがちです。特に冬場などは厚手の靴下を履く機会も増えるため、滑り止め対策は欠かせません。


階段滑り止めの種類と特徴

高齢者に適した滑り止め対策を行うには、使用するアイテムの種類や設置場所を理解しておくことが重要です。

1. 滑り止めテープ(グリップテープ)

段鼻(段の先端)に貼り付けることで、足が引っかかりにくくなり、しっかりと踏み込めるようになります。

  • 透明・黒・イエローなどカラーも豊富
  • 屋内・屋外兼用タイプあり
  • 粘着式で簡単に取り付け可能

メリット:費用が安く、手軽に始められる
デメリット:剥がれやすい場合があるので定期点検が必要

2. ノンスリップステップ(樹脂製・ゴム製の段差カバー)

段の先端にかぶせるタイプで、より高いグリップ力を発揮します。

  • ビス止めタイプと両面テープ固定タイプあり
  • やわらかいゴム素材で足腰にもやさしい
  • 裏面が滑り止め仕様になっているものが多い

メリット:高い滑り止め効果と耐久性
デメリット:やや価格が高め、設置に手間がかかる場合も

3. 階段用カーペット・マット

段ごとに敷くマットタイプで、クッション性もあるため足腰への負担も軽減されます。

  • 裏面が滑り止めゴム加工されたものがおすすめ
  • 洗濯可能なタイプも多く、清潔を保ちやすい
  • 滑り止めテープと併用も可

メリット:足への負担を軽減し、冷たさも防げる
デメリット:ズレ防止対策をしないと逆に危険


高齢者向けにおすすめの滑り止め製品

【おすすめ1】コーナン オリジナル「階段用滑り止めテープ」

  • 幅広タイプで貼りやすい
  • 強力な粘着力でズレにくい
  • 貼るだけの簡単設置

→ 費用を抑えつつ、階段全体の安全性を向上させたい家庭に最適。

【おすすめ2】ニトリ「階段マット(15段分セット)」

  • 裏面ゴムでしっかり固定
  • 薄型でつまずきにくく、足音も軽減
  • 洗濯OKで清潔さも保てる

→ 足への優しさと視認性の良さがポイント。特に冬の冷え対策にも◎。

【おすすめ3】アイリスオーヤマ「滑り止め付きノンスリップステップ」

  • ゴム素材で高グリップ
  • 段差にフィットする形状
  • カッターで調整可能で施工も柔軟

→ 安全面を重視しつつ、長期使用を考えている家庭におすすめ。


滑り止め設置のポイントと注意点

1. 全段に統一して設置する

「1段おき」や「先頭だけ」など部分的な設置だと、かえって段差の感覚が狂いやすくなります。すべての段に統一した滑り止めを設置しましょう。

2. 色で段差を強調する

視力が低下した高齢者にとっては、段差が視認できることが大切。濃い色の滑り止めテープやマットを使うことで、段の輪郭が明確になります。

3. 定期的に点検・交換を行う

長期間使用すると、滑り止めテープの粘着力が弱くなったり、マットがめくれたりして危険です。少なくとも3~6ヶ月に一度は点検し、劣化が見られたら交換を検討しましょう。


家族や介護者ができる工夫も重要

手すりと滑り止めの併用が効果的

滑り止めだけでは不十分な場合もあるため、手すりと併用することでより安全性を高められます。特に下り階段では、両手で支えられるよう左右に手すりがあると安心です。

夜間は足元灯や人感センサーライトを活用

暗い中で階段を使うのは非常に危険です。夜間の転倒を防ぐためには、足元灯や人感センサー付きライトを取り付けると、光で段差を認識しやすくなります。

スリッパではなく滑りにくい室内用シューズを導入

フローリングの階段+スリッパは転倒のもと。滑り止め加工された室内履きや、かかとが固定される靴型のルームシューズを使うことで安全性が高まります。


実際に改善された家庭の事例

事例1:階段カーペット導入で転倒ゼロに

80代の女性が2度階段で足を滑らせたことをきっかけに、段差ごとに滑り止めマットを設置。視覚的にも段差がはっきりし、「怖くなくなった」と本人の自信にもつながった。

事例2:グリップテープ+手すりで不安が解消

70代の男性が下り階段で何度もつまづいていたが、手すりの取り付けと段鼻に滑り止めテープを貼ったことで安定した昇降が可能に。「安心して階段を使えるようになった」と家族も安心。


まとめ:小さな滑り止めが、大きな安心につながる

階段での転倒は、高齢者にとって骨折・入院につながる深刻なリスクです。しかし、ちょっとした滑り止め対策で、そのリスクを大きく減らすことができます。

この記事のまとめ:

  • 高齢者は筋力・視力・バランス低下により階段で滑りやすい
  • 滑り止めテープ・マット・ステップなどのアイテムを活用する
  • 全段設置・色分け・点検を忘れずに
  • 手すりや照明、室内履きなどと併用でさらに安心

「うちの階段、少し危ないかも」と感じたら、すぐにできる対策から始めてみましょう。高齢者の安心と、ご家族の負担軽減に大きな効果をもたらしてくれるはずです。