足腰のリハビリや介護生活をサポートする「リハビリシューズ」。病院での歩行訓練やデイサービスでの移動、または室内での安全な歩行のために、多くの高齢者や介護が必要な方に利用されています。
しかし、いざ購入しようと思っても、「どこで売っているの?」「サイズ選びに失敗したらどうしよう」など、不安や疑問が浮かびがち。
この記事では、リハビリシューズの主な販売場所とそれぞれの特徴、購入時のチェックポイント、おすすめブランドや人気モデルも交えてご紹介します。
リハビリシューズはどこで売ってる?主な販売場所まとめ
1. 実店舗での購入先
① 介護用品専門店(例:ダスキンヘルスレント、カインズの介護コーナー)
メリット:実物を試着できる、店員に相談しながら選べる
デメリット:種類や在庫数が限られていることも
② 大型ドラッグストア(例:ウエルシア、マツモトキヨシ)
メリット:介護用品コーナーで取り扱いがある場合が多い
デメリット:サイズ展開が少ないこともある
③ 靴専門店(例:ABCマート、アスビー)※一部店舗のみ
メリット:履き心地を試せる、他の靴と比較しやすい
デメリット:リハビリ向けのラインナップが限定的
④ 病院・リハビリ施設の売店や紹介販売
メリット:専門家のアドバイスを受けやすい
デメリット:取扱いブランドが限られる、値段がやや高めの場合も
2. ネット通販での購入先
① Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング
メリット:種類・サイズが豊富、価格比較がしやすい、レビューが参考になる
デメリット:試着できない、返品対応の確認が必要
② 公式オンラインショップ(例:あゆみシューズ、徳武産業)
メリット:機能やサイズ展開が詳しく記載、足の症状別に選べる
デメリット:発送まで時間がかかることもある
③ 介護用品通販サイト(例:ケアスマイル、介護用品のタノシニア)
メリット:介護保険対象品が探しやすい、まとめ買いにも便利
デメリット:支払い方法や送料に注意が必要
リハビリシューズが必要とされるシーンとは?
自宅での転倒防止や歩行補助に
リハビリシューズは、すべりにくく、脱ぎ履きしやすく設計されているため、室内での転倒リスクを軽減し、安全な歩行をサポートします。
病院やリハビリ施設での使用
リハビリ中の患者が屋内を歩く際や歩行訓練時には、柔らかくて動きやすいシューズが欠かせません。特に医師や理学療法士の指導のもとで使用されるケースが多くあります。
デイサービス・介護施設での移動に
靴の着脱がしやすく、軽量で足にやさしい構造のリハビリシューズは、施設内での生活に最適。特に足のむくみや麻痺がある方にも対応できる設計が特徴です。
リハビリシューズの選び方|購入前に確認すべきポイント
1. 足の状態に合っているか
- 片足麻痺がある → 片足販売対応の商品を選ぶ
- 足のむくみがある → ワイドタイプ or 調整ベルト付き
- つまずきやすい → つま先が少し反り上がった設計を
2. 室内用か屋外用かを確認
- 室内専用:ソフトな素材で軽量・滑り止め加工重視
- 屋外兼用:厚めのソールでしっかり歩ける構造が必要
→ 両用モデルを選べば、通院や買い物にも対応可能
3. サイズと履き心地
- サイズは靴下を履いた状態を基準に選ぶ
- マジックテープやファスナーで調整可能なデザインがおすすめ
- サイズ調整用インソールが付属していると便利
実際に人気のリハビリシューズブランドと商品
【1】あゆみシューズ(徳武産業)
- 日本製のリハビリ靴専門メーカー
- 室内用・外出用・介護施設用などラインナップ豊富
- 片足販売・左右別サイズにも対応可
人気モデル:「ダブルマジックII」「快歩主義L011」「室内専用ケアフル」
【2】ムーンスター すたこらさん
- 外出向けの軽量リハビリシューズで人気
- 幅広設計で脱ぎ履きもラク
- デザインがシンプルで普段履きにもなじむ
人気モデル:「すたこらさんソフト」「すたこらさんVステップ」
【3】アシックス ライフウォーカーシリーズ
- スポーツメーカー発の高齢者向けシューズ
- 滑りにくく歩行をサポートする設計
- デザインが若々しく、男性人気も高い
人気モデル:「ライフウォーカー307」「ライフウォーカー101」
実店舗とネット通販、それぞれのメリット比較
購入方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
実店舗 | 試着できる/店員のアドバイスがもらえる | 種類・在庫が限られる/持ち帰りが重い |
ネット通販 | 種類が豊富/価格比較ができる/自宅で注文可能 | 試着不可/サイズが合わないと返品対応が必要 |
よくある疑問Q&A
Q. 医師に相談せずにリハビリシューズを買っても大丈夫?
→ 基本的にはOKですが、麻痺や骨の変形がある場合は医師や理学療法士に相談してから選ぶのが安心です。
Q. 介護保険でリハビリシューズは買える?
→ 原則としてリハビリシューズは介護保険の給付対象外ですが、ケアマネージャーの判断で必要とされる場合、一部助成が出る自治体もあります。市区町村に確認を。
Q. 同じ商品をもう一足ほしいけど、どこで買うのが安い?
→ 楽天やAmazonではセールやポイント還元があるので、定期的にチェックするとお得に買えることがあります。
まとめ:リハビリシューズは「売ってる場所」より「合うものを選ぶ」ことが大切
リハビリシューズは、介護の質や本人の生活の快適さを大きく左右するアイテムです。「どこで買えるか」ももちろん大切ですが、もっと大切なのは、足に合ったものを選び、安心して歩ける環境を整えること。
この記事のまとめ:
- 実店舗では介護用品店やドラッグストア、靴屋などで購入可能
- ネット通販では種類が豊富で価格も比較しやすい
- 足の状態や使用シーンに合わせた選び方が重要
- 人気ブランド「あゆみ」「すたこらさん」「ライフウォーカー」なども要チェック
「どこで売ってるか」だけでなく、「どれが合っているか」を大切に、最適な一足を見つけてください。リハビリや介護の時間が、少しでも安心で快適なものになりますように。